棚田(たなだ)とは、傾斜地にある稲作地のことです。
傾斜がきつい土地で、耕作単位が狭い田が規則的に集積し、それらが一望の下にある場合は千枚田(せんまいだ)とも呼ばれています。

一般には山地や丘陵地などにおける階段状の田んぼを「棚田」と呼んでいます。
棚田の果たす役割は、お米を作る生産地としてだけではなく、洪水防止、水質原
かん養など国土の環境保全、また、美しい景観形成など多面的な機能を有して
います。
木沢集落に残る棚田は、越後山脈や沢霧とマッチして美しい景観を織り成し、
上質な米の山地として、現在も棚田を守り続けています。